IAGA国際学会,ハンガリー 笠原慧
海外出張は楽しい.
異文化の中で新しい発見があったり,バックグランドの異なる研究者と交流したり,
ふだん口にできない食事に出会ったり.
ところが,そんな楽しい海外出張でも,いやなことはあったりする.
海外出張であったらいやなこと(機内編)
1.ブランケットの静電気がひどくて体がずっとパチパチする:
今までいくつかの航空会社を経験したけれども,これは今回の出張で初めて体験した.
オーストリア航空さん,なんとかしてくださいな.
2.自己中心おじさんおばさんが隣に座る:
肘かけは当然のように占領するわ,足はとなりにはみ出して来るわ.
人に迷惑かけている自覚もなく幸せそうにビールを
がぶがぶ飲んでる姿にはとめどない怒りを感じる.
3.フライトアテンダントの態度がでかい:
意外と多いんだよなぁ,日本人のくせにタメ語が混じったり.
長澤まさみとか平愛梨みたいなアテンダントなら許せるけど,
目つきのきついおばさんアテンダントだったりすると,
ムッとしてしまうのは否めません.
(写真:オーストリア航空の朝食.エコノミー機内食としてはハイレベルと思う.)
海外出張であったらいやなこと(食事編)
1.ビールが不味い:
今までいくつかの国を経験したけれども,今のところ,ビールが不味いのは
なんちゃら合衆国だけ.
2.まだ食べ終わってないのに何度も皿を下げられそうになる:
これは今回の出張中,わりと気になりました.全体的に,お店のサービス水準が低いようです.
もちろん個人レベルの人間性は別の話です.
3.一皿の量が多すぎる:
欧米だと多くの場合そうなりがち.ちょっとずつ沢山たべたい女の子にとっては,苦痛です.
いや,女の子じゃなくてもやっぱりいろいろ食べたいものです.
せっかく海外に来てるんだし.
(写真:ハンガリーといえばグーラッシュスープ.この国ではメインディッシュでなくスープを選択するのが正解.)
海外出張であったらいやなこと(学会会場編)
1.自分の発表が最終日付近:
自分の発表が終わるまではやはりずっと気が張っていて,
なかなかアフターファイブの観光や食事を楽しめません.
2.自分の発表がいまいち:
本番できれいにしゃべれなかったり,質問にうまく答えられなかったりすると,
しばらくもやもやしてアフターファイブの観光や食事を楽しめません.
まぁ,特に英語に関して言えば誰にとっても永遠の課題なわけですが.
3.海外の研究者と交流できない:
今回は,数少ない海外の友人が相次いで来られなくなって,残念でした.
広く浅い付き合いは好きじゃないけど,一緒に食事する仲の知人を少しずつでも
増やしていきたいものです.
でも,日本人のコミュニティですら気兼ねなく一緒に食事できる仲の人は
ごく限られているのに,それだけ仲良くなれる海外の研究者がどれだけいるだろうか??
と一方で考えてしまうのも真実です.
(写真:夜の学会会場.)
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以下,本文と関係のない写真集.
Sopron/Hungaryは田舎の観光地(保養地?)で,過ごしやすいところでした.
じりじりと照りつける陽に汗ばむ日から,半袖では少し肌寒い秋の始まりの日まで,
ヴァリエーションに富んだ天候を楽しめました.
(写真:火の見塔からの眺め1.)
(写真:火の見塔からの眺め2.)
(写真:日曜の朝,ウィーン.10時前頃から人が増え始める.
帰国便にシティチェックインしたあと,街をぷらぷらして,ゆっくりお茶しました.)
(写真:お土産の貴腐ワイン.ランクは中だけど,飲み干すのが惜しいおいしさでした.)