2007年度 惑星大気・電離圏セミナー    ==>全体セミナ表に戻る


■場所:A棟6F会議室
■時間:金曜15時(変更の場合は開催日を赤字で表示)
■連絡先:北野谷有吾 ( yugo [AT] isas.jaxa.jp )

 
開催日・場所 発表者 (敬称略) 担当チーム
2/15 15:00- 6F小会議室 岩満 惑星大気・電離圏
修論発表練習
 
1/25 15:00- 6F会議室 北野谷 惑星大気・電離圏
極冠域の高高度に出現する高密度領域について
 
1/11 15:00- 6F会議室 高橋 惑星大気・電離圏
来年12月の打ち上げ予定のGOSAT(温室効果ガス観測衛星)について
 
12/21 15:00- 6F会議室 阿部 惑星大気・電離圏
高高度極冠域で観測された外向き電子ビームの存在と電離圏
電子加熱現象に対する示唆
CLUSTER衛星による観測は極冠域高高度(5-9Re)に電離圏起源外向き電子ビームが存在する事を明らかにした。エネルギーは数10〜100eV程度で光電子よりも高いエネルギーで観測されているがこの加速は衛星よりも低高度に位置する電場によって引き起こされたと考えられている。この現象は極冠域で通常見られるイオンの外向きフローに挟まれる形で存在する。この電子は加速と同時に加熱を受けた兆候があり、波動粒子相互作用を示唆している。
発表ではビームプラズマ不安定成長の条件を参考に、観測ロケットS-310-37号機実験で観測された電子加熱が、不安定現象の応用によって説明可能かどうかを議論する。
12/14 15:00- 6F会議室 佐藤 惑星大気・電離圏
VEX/VIRTISデータで調べる金星雲層の垂直分布
ESAの金星探査機Venus Expressに搭載されたVIRTIS観測装置による 金星夜面1.73μmデータを解析し、雲層の垂直分布を調べた。CO2窓の中心 波長と、そこからわずかにはずれた波長における「輝度比」が雲層の垂直分 布に関する情報を与えることを見出した。ゼミでは解析手法を紹介し、それ を用いて得た「垂直分布の異なる領域が存在する」という解析結果を報告する。
12/7 15:00- 6F会議室 今村 惑星大気・電離圏
火星気象の階層構造
火星では惑星規模から地域気象規模までさまざまなスケールの 大気擾乱が生じているが、それらの関係性についてはよくわかって いない。Mars Global Surveyorがもたらした大気温度データを スペクトル解析することによりその一端が見えてきたので紹介する。
11/30 15:00- 6F会議室 西村 惑星大気・電離圏
 
 
11/16 16:00- 6F会議室 伊藤 惑星大気・電離圏
 
 
11/9 16:00- 6F会議室 北野谷 惑星大気・電離圏
S-520-23観測ロケットの初期解析
 
11/2 16:00- 6F会議室 福原 惑星大気・電離圏
 
 
10/26 16:00- 6F会議室 下山 惑星大気・電離圏
 
 
10/19 16:00- 6F会議室 北野谷 惑星大気・電離圏
科学衛星あけぼのを用いた極域電離圏の高高度に発生するプラズマの高密度領域の研究
過去の研究において、極域、特に極冠域において高度 3000[km]付近及びそれ以上の高度における熱的電子の電子温度の観測というものは、電子密度が低いなどの理由からほとんどされていない。オーロラ現象の解明を目標として1989年2月に打ち上げられた科学衛星あけぼのに搭載されている熱的電子エネルギー分布測定器 (Thermal Electron Energy Distribution:TED) は、ラングミューア プローブのようにプローブ特性を得るモードと、ドリベスティン法に基づいてエネルギー分布関数を得るモードで運用がなされており、後者のモードでは衛星上で直接エネルギー分布を測定するため、電子密度が比較的小さい場合であっても電子温度、電子密度の推定が可能であるが、一般的に極域電離圏の高度3000 [km] 付近及びそれ以上の高度などの電子密度が約1000 [/cm3] 以下の希薄な領域では、電子温度、電子密度を推定することはできない。
しかし、TEDの長期の観測から、通常では観測が難しいとされる極域電離圏の高度3000 [km] 付近及び以上において、極まれに、約 2000 [/cm3] 以上の電子密度を持つプラズマの高密度領域が発生することが明らかになった。本発表では、このプラズマの高密度領域 の特徴、起源などについて、電子温度、イオン密度などの観点から発表する。
10/12 15:00- 6F会議室 村上 惑星大気・電離圏
S-310-37号機搭載固定バイアスプローブを用いた昼側電離圏Sq電流系中心付近の電子密度擾乱
冬季のLT11時±20分という限られた条件下で、高度100-110kmにおけるプラズマ中の電子温度が 背景に対し数100-1000Kも上昇するという現象が、過去のロケット実験から報告されている。 この現象の発生領域は電離圏Sq電流系中心に相当すると考えられている。 観測ロケットS-310-37号機は、電子異常加熱現象の発生メカニズムの解明を目的として2006年1月16日に内之浦宇宙空間観測所からSq電流系中心に向けて打ち上げられた。この時、二種類の電子温度測定器によって高電子温度層の存在が確認された。搭載機器のひとつである固定バイアスプローブ(FBP)は、ロケット飛翔時の電子密度および電子密度擾乱を観測する。FBPはロケット上昇時・下降時ともに高度約100kmにおいて急激な立ち上がりを示す電子密度擾乱を観測した。電子密度擾乱は頂点高度である138kmまで継続して観測された。今回の発表では、FBP観測データの解析結果を用いて、高電子温度層発生時における電子密度・電子密度擾乱に関する報告を行う。
10/5 16:00- 6F会議室 岩満 惑星大気・電離圏
S-310-37号機搭載FLPによるSq電流系中心付近の電子温度観測について
 
9/14 15:00- 6F会議室 北野谷 惑星大気・電離圏
学会発表練習
 
7/27 15:00- 6F会議室 高橋 惑星大気・電離圏
地球温暖化で成層圏・中間圏温度は低下しているのか?
 
7/27 15:00- 6F会議室 惑星大気・電離圏
GPS受信機を用いた電離圏全電子数短周期変動の解析
 
7/13 15:00- 6F会議室 今村 惑星大気・電離圏
金星大気の散逸
 
7/6 15:00- 6F会議室 佐藤 惑星大気・電離圏
木星のオーロラと磁気リコネクション
 
7/3 15:00- 7F会議室 15時 門脇 惑星大気・電離圏
Report of the Reproduction Experiment of the Mars Dust Storm Using a General Circulation Model
 
5/29 15:00- 4F会議室 下山 惑星大気・電離圏
 
 
5/22 15:00- 4F会議室 (阿部) 惑星大気・電離圏
 
 
6/15 15:00- 4F会議室 北野谷 惑星大気・電離圏
 
 
5/25 14:00- 4F会議室 Mr. Torstein Roedseth 惑星大気・電離圏
Andoya Rocket Range : An overview of goals and activities
 
5/25 14:00- 4F会議室 Prof. Eivind Thrane 惑星大気・電離圏
The scientific programme at ARR
 
5/25 14:00- 4F会議室 Dr. Michael Gausa 惑星大気・電離圏
The Arctic Lidar Observatory for Middle Atmosphere Research (ALOMAR)
 
5/9 15:00- 5F小会議室 三津山 惑星大気・電離圏
 
 
4/27 15:00- 4F会議室 大島 惑星大気・電離圏
論文紹介
Banfield et al. (2004),
Traveling waves in the martian atmosphere from MGS TES Nadir data