スタッフ出張報告
SuperDARN会議 @ 網走
浅村 和史
北海道は寒いというイメージを持っています。一度札幌に行ったことがあるだけで、イメージの大半は人づてのものだからかもしれません。日本で一番寒い町へ星を見にゆくとか、知床半島に船で近づくことを知ると、対策が必要になります。バッグがふくらみました。
女満別空港に近づくと、開放的で明るい景色が広がり、遠くに少しだけ雪をかぶった山々が見えました。気温は20度を越えています。バスで北に向かいましたが、30分ほどで気温は変わりません。
1人 20-30分の発表で、各国の SuperDARN HF レーダーのステータス、将来計画、研究結果などが話されてゆきます。各レーダーの責任者チームが参加しており、取得データについての細かな議論が多くなされました。レーダーエコーから解析データへの変換が簡単にいかないことを印象づけられます。100人ほどの参加人数だったため、朝 8時15分から夕方 5-6時までプログラムが詰まっていました。ただ、午後は excursion という日が 2日あったことも一因です。
excursion では北海道 SuperDARN アンテナサイトと陸別天文台に行き、知床半島を海から見ました。5日間ずっと暖かく、半袖で過ごせる日々でした。