宇宙研の学生生活

2011 年度

 
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山を登りて

神戸┣¨━━━━(´Д` )━━━━ン

山登りのご褒美

というわけで、SGEPSS秋学会に参加させてもらいました。 景色も堪能したし帰ろうかと思ったのですが、発表しにきたのを思いだし会場へ。あ、ちなみに上の画像は受付の建物から見える景色です。
<学会ハイライト>
齋藤先生は月探査から次の一歩への思いを語り、、、

担当教官の偉業、田中舘賞受賞記念講演

早川先生は水星探査へ情熱を傾け、、、

水星探査の準備は着着と

そして偉大な先人の思いを胸に、神戸の食文化探査へ、、、(うまかったす

牛の準備も着着と

来年は北海道らしいです。蟹蟹蟹
研究もちゃんとします。いや、ホントデスヨ

2011/11/08 上村

台風、京都、水星

 9月5・6日と京都大学で水星会議がありました。 開催場所が京都だったので海外の方にとっては観光にうってつけの場のはずだったのですが生憎、前日は台風による大雨でそれどころではなかったことと思います。 私は前日に京都に向かったので、静岡付近で新幹線の運行見合わせにより京都に到着したのが夕方になってしまいました。京都の景色を見ながらの散歩を期待していた私には少々残念に感じましたが、会議の当日は雨は降らなかったのでよかったです。

UDON!@京都


今年の3月にNASAがMESSENGERの史上初の水星軌道投入に成功しました。 この会議は世界初の周回軌道からの観測結果についてというものです。

会議で猛威を振るう藤本先生節!


最初の2ヶ月分の観測データはもう公開されているそうです。 興味のある方は見てみてはどうでしょうか。

だから、UDON!なんですってば。あ、きしめんでした。


2011/9/27 北川

特別公開、無事終了!

 7月29日、30日と特別公開がありました。 今年は天候が悪かったせいか比較的落ち着いた特別公開でした(それでも2日間延べ13000人の方が来場されました!)。 特別公開の様子
宇宙プラズマグループでは、オーロラ発光模型、記念撮影コーナー、ポスターでの簡単な研究紹介、クイズ(参加するとポストカードがもらえます)の4つをメインに出展しました。簡単にご紹介♪

 オーロラ発光模型は、子供達に大好評(たぶん)で行列になっていました。模型で遊ぶ子供達を見て微笑ましかったのですが、心の中では「どうか2日間壊れませんように」と祈る2日間。 模型は2日間ぴかぴか光り続けるというミッションを無事完遂してくれました(ほっ)。

ボールをうまく地球に入れるとオーロラ(LED)が光ります


 記念撮影コーナーは、惑星やオーロラなどを背景にしてデジカメなどで写真撮影ができるコーナーです。どうすれば人と背景とが違和感なく綺麗に写るか試行錯誤の日々でした。 本番では、記念撮影された方から「おぉ!」とか「すごい!」とか聞けて、思わずニヤニヤとしていた担当のI先輩(けして怪しい人ではありません)。

今日の記念に1枚


 ポスターとクイズは連動していて、ポスターにクイズの答えが書いています。大体会場内を一回りしてもらえれば全問解ける仕様になっています。 クイズは、いつも簡単に解かれてしまうので難しくしちゃえとちょっといじわるな私でしたが、採点するとき子供達に「どうだった?」と聞くと「簡単!」「余裕だよ!」と言われ涙目の私でした。 悔しかったので、来年はもっと難しくします(でもまた来年も涙目)。

クイズの採点コーナー。気分は赤ペン先生です


こんな感じで特別公開は2日間、無事に楽し乗り切ることができました。皆様お疲れ様でした!
これにて2011年度相模原キャンパス特別公開は終了です。

2011/8/2 上村

特別公開3日前

 特別公開まであと3日となりました。今年度の特別公開は7/29(金)、7/30(土)の2日間です。 毎年行われている特別公開は1万人以上の方が来場されます。各研究系が工夫を凝らしたブースを出展し、宇宙研での研究の成果を分かりやすく来場者の方に展示します。
特別公開の詳細
 私たち宇宙プラズマ研究系もスタッフと学生が協力して準備を着々?と進めています。普段、全員でワイワイと作業する機会はあまりないので、私たちにとっても楽しい時間です。 内容は当日のお楽しみです♪
ちょこっとだけご紹介。

景品のポストカード、詳細は内緒です。
がんばってゲットしてください!


ポスター作成現場、一番左の人かなり楽しそうです。


ほかにもいろいろなものをご用意しています。当日をお楽しみに!

2011/7/26 上村

夏のらぼつあー

今日は、東京大学地球惑星科学専攻への進学希望者のためのガイダンス・ラボツアーがありました。宇宙プラズマグループでは、藤本先生の全体説明のあとラボツアーを行いました。非常に暑い夏日で、お互い汗をダラダラかきながらのラボツアーとなりました。

観測機器を前に説明を受ける学部生


実際の研究、開発の現場を見てよりモチベーションが高まったのではないかと思います。
ぜひ院試という一つの壁を乗り越え、春には同じ釜の飯を食えることを。
ちなみに宇宙プラズマグループに興味のある学生はいつでも見学対応します。

2011/7/9 上村

IUGG@メルボルン

 6月30日から7月9日まで、メルボルン(オーストラリア)で開催されたIUGG(The International Union of Geodesy and Geophysics)に出席してきました。IUGGは地球物理学に関する非常に規模の大きな国際会議です。
 今回は「科学観測ロケットに搭載するフラックスゲート磁力計の開発成果」について発表してきました。国際会議での初めての発表のため、かなり緊張しました。発表は練習の効果もあり無難に終わりましたが、もっと英語に慣れなければと強く実感しました。

発表会場前にて


詳細


井口

フラックスゲート磁力計の校正試験

 5月30日から6月2日まで、つくば宇宙センターでフラックスゲート磁力計の校正試験を行ってきました。この磁力計は水星探査計画BepiColomboのMMOに搭載されます。
 5月30日、31日は日本の磁力計(MGF-I)の校正試験を行いました。30日午前にキックオフミーティングを行い、午後から試験を開始しました。つくば宇宙センターでの校正試験に参加するのは今回で3回目になり、作業にも大分慣れてきました。2日目もスムーズに進み、夕方には、私と松岡先生、研究員の藤本さん、メーカーの方々で御飯を食べに行きました。写真はMGF-Iがヘルムホルツコイルの中心に設置されている様子です。

MGF-Iがヘルムホルツコイルの中心に置かれている様子。

6月1日、2日はTHEMIS衛星搭載磁力計の担当者でもあるTU-BSのUrich Austerさんとエンジニアの方が来ました。MGF-Oの試験も1日目午前中に試験セットアップを終えて、午後と2日目で試験を終了しました。
詳細


井口

4月-東北大生宇宙研に滞在

4月11日に東北大学から来られた研究者や学生との懇親会を開きました。 1ヶ月間という短い期間ですが、研究生活を共にしました。せっかくの機会なので、学部生には宇宙研の実験施設などを見学してもらいました。


<撮影・編集:井口>


 

 東北大生の滞在のきっかけは震災でしたが、楽しそうに研究する姿を見ることができて安心しました。そんな賑やかな1ヶ月をともに過ごした東北大メンバーから感想が届いていますので一部抜粋してご紹介します。

宇野 健
 安藤君にはたくさん飲みに連れて行ってもらい、大変中身の濃い一ヶ月となりました。仙台に戻っても、宇宙研の方々と深めた関係を保って、この一ヶ月と変わらぬ濃い日々を送りたいと思います。

高橋 直子
皆さんが日々精力的に研究をしている姿は非常に刺激的であり、今後の研究生活に大きな影響を与えるものとなりました。

野口 恵理子
 ISASの方々は,とても親切で気さくでした.歓迎会なども企画して頂き,たくさんお話をすることが出来て,楽しかったです.皆様有難うございました.

丸野 大地
宇宙研のスタッフ並びに学生のみなさんといろいろなお話ができたことは私にとってはとても刺激的な経験となりました

 

藤本先生、木村さん(東北大OB)の前で緊張の研究成果発表

その後、なごやかに記念撮影

藤本教授より
M2やD3ならともかく、学部4年生の4月の一か月、研究以外で過ごしたとしても無駄であるまい、何をそんなに急ぐのか、が最初に問い合わせがあった時点での印象でした。ISAS側・東北大出身PDがやたらめった一生懸命だったことも、何故そこまで、という印象を強めました。ちょっと怖かったっちゃ。滞在が始まってしまえば事件が起きるわけでもなく、スムーズに時間は過ぎたわけですが、やはり、随分と勉強熱心だなという印象でした。ところで、勉強熱心なのは「完全なる善」なのでしょうか。ここはちょっとしたポイントだと思います。研究のステージが上がってくると、「そもそも、面白い問題とは何か」を考えるようになるはず(べき)です。が、勉強熱心なだけだと、研究テーマは面白いものであるとして、その与えられた舞台で優秀であることに汲々とすることだけになってしまわないでしょうか。惑星科学においては、いろいろな問題設定があり得て、好きなテーマを選ぶ自由が魅力でもあるわけですが、その一方で、いや、それだからこそ、「大きく包括する物語」も考えることが大事なのではないでしょうか。それは「勉強熱心」だけから生まれるものでしょうか。まだまだ先の話ですけどね。

藤本正樹

<編集・撮影:上村洸太、浜田恵美子>

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編集:安田憲生